2008年12月2日火曜日

柿の実を採りに行ってきました。 続編 4

柿の実の 熟れた柿色はすばらしい。

柿色の赤は何とも暖かく、じーっと見とれてしまいます。

あったか味のある朱色。これにもグラデーションがあり、できるだけ赤、朱色に近いもの、色のこいもの濃い、濃度のコイものがいい。綺麗で見事だ。

柿のヘタに近い方がより色があでやかである。

ジーッとながめて 感心していられる。

陶工の柿右衛門(佐賀・有田 柿右衛門)がこの色を出すのに苦労したという故事にもうなずける。

スイカの熟れた赤と 桃の熟れた色。にも関心があります。

桃の場合は表面の皮に 新聞写真とか、今のインクジェット式の吹きつけに見られる 微粒子の赤の
 斑点の数の多さで、色の濃さ 濃淡が出ているが、柿の場合は微粒子の濃淡というのが無い。
筆で塗ったように染まっている。
大きな かぶりつけば じわーっと甘い汁が出てくる、くちびるの 外にも溢れ出てくる の実とは違った色づき方である。

柿のアカで見事な朱色のものは数も少ない。

子供の頃。 夏の終わり頃か 秋の感じは無かったと思うが、のまだ青い実を取って 固い実に、子供の口を大きく精一杯あけて むりやりかじりついた時のあの歯ごたえ、シャリッとした噛みごたえ。
しかし渋みも有り(サトウの入りは未だ少なく)柿の味の第一歩の部類。

今は 年老いて、中には入れ歯になってしまつて 二度と味わう事の出来ない遠い昔の事となってしまった方も、多分 子供の頃の記憶、思い出は お持ちだと思いますが。この噛みごたえ、感じを鮮烈に思い出された方もおられるのではないでしょうか。二度と帰らぬ 遠い昔の なつかしい 人それぞれに異なる かけがえのない思い出。掛け替えのない想い入れとして。そんな方は、しばし遠い昔のわらべの頃に思いをはせて下さい。

今お店で売っているとの大きな違いは、大きさと 色や 形と 何より中にが 幾つも入っている事です。今の子供さんは とは種が無い果物であると思っている子が大勢居るのではないかと思う。

僕が毎日幾つも食べている柿は 本来の、昔からの、いわゆる古いタイプのです。
葡萄と同じく種なしの薬品処理等を してない、ほったらかしの天然のです。

したがってカメムシに食われ(俺はピーマンの茎等に群がって 吸血鬼の様に巣くっている 亀甲形をしたカメムシは知っているが)これと同じカメムシかどうかは知りませんが、少し凹みとシミになった部分、とか 黒い小さな斑点が幾つも有ります。キズも有ります。きりょうは良くないが、なにせタダ 
ただのもの。
しかも食べ放題。満足するまで食べ続けてもいいんです。但し とてもトイレが近くなります。
柿の利尿作用の為。

スーパー等の「店」で売られているは、亀虫の消毒も受け、優等生で、いわば美人ばかり、箱入り娘で、実際に虫に喰われないように 白い紙袋にも、くるまれ育ってきたものが多いと思います。お嬢さんそだちで育って、市場 いちばに出て来たものばかりです。だから種なども今時有りません。

もしが有れば取引もされないか、捨て値に買いたたかれてしまい、市場から消滅してしまったものと思います。現に行き当たりません。
僕の取ってきたは カメ虫(らしいと思う)に喰いつかれて ヘコミと変色をきたし それとは別に、あっちこっちに 小さい黒い斑点が付いている。そして全てに 数の多少は有っても「種」が必ず入っている

だがこの連中はすばらしい能力を秘めている。僕はその事に感心しています。

当たり前のことのようでも 人間には出来ないことなので。

全てがそうではありませんが 数の多少は有っても、翌年以降に 土の中に植えれば、その内の幾つかは芽を出し 次世代としてこの世に「生」をつないで 生き返る事が出来る 優れた素質を持った連中(柿の種)である。

中国の 優秀であったのに哀しいかな、優れた素質を次世代に残せないようにされた宦官と違って
(何百年とこんな事が続いて来た)  この点で種なし柿も似通っていると思われる。

4:35 2008/12/02

0 件のコメント: